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肉質が堅く、辛みが強くてほのかに甘い。
・調理方法
辛みが強い事から蕎麦の薬味として最適。
大根ソテーや天ぷらもおすすめ。
また安家地区ではおろしの絞り汁を田楽豆腐の薬味として利用している。
・加工適正
安家地区では冬期間の保存食として「凍み大根」や「干し葉」を作り、冬期間のごちそうとして親しまれてきた。
凍み大根は魚・肉との煮物に、干し葉はみそ汁の具として食されていた。
また漬け物にすると鮮やかな色に染まる。
生産規模 | 約30a |
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生産の見通し | 生産性を上げると共に品質向上も目指す |
栽培のきっかけ | 安家地大根は不明な点が多く、地域住民によると昭和20年代にはすでに安家地区の多くの家で栽培されていたと言われ、生産がいつ頃から始まったについては不明である。 |
現在の取引先 | 岩手県内は飲食店関係が多く、県外では蕎麦屋、野菜問屋、百貨店との取引が主である。 |
外食・中食との取引の意向 | 蕎麦屋やホテル関係などとの取引はあるが、今後も和洋食を問わず取引先を増やしていきたい。 |
その他 | 岩泉町安家地域は岩泉町北部に位置する人口約730人の地区である。 標高1000m級の山々に囲まれ、安家という地名はアイヌ語で水を意味する「ワッカ」に由来すると言われている。 そのため安家川は、冬場の凍み大根作りには欠かせない清流である。 凍み大根は大釜で茹でた後、安家川の清流に数日さらし雑味を取り除き、外気干しで凍結乾燥を繰り返し作られる。 安家地大根は、昔から冬期間の貴重なビタミン源として重宝され、安家に住む人々の生活の一部として大切に作られてきた農産物である。 |
お問い合わせ先
(株)岩泉産業開発
岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂字乙茂90-1
TEL0194(22)4432