福井

木田ちそ

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福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、福井市木田地区の在来種で、明治時代から栽培されています。
葉が肉厚で縮れており、香りが強く葉を軽くもむだけで鮮明な赤紫色になります。
地元では、梅干を漬けるなら「木田ちそ」と言われるぐらい、鮮やかな色に漬け上がります。
特性を守るためよい系統を選抜して自家採種を続け、種子は門外不出とされています。
地元では、愛情をこめて「木田ちそ」と呼ばれて親しまれている野菜です。チリメンシソ(赤シソ)。

葉は厚く濃い赤紫色。裏面は緑かかる。ちりめん状に縮れる。

食味アイコン 食味

赤い色が強く、風味爽やかで芳香が強い。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

梅干しの着色、しそジュース

生産規模 65a、7t/年。
生産の見通し 木田ちその知名度向上をはかり収益性を高めるため、生産者有志で「LLPちそのはほり」を設立し、地元企業を連携して「木田ちそサイダー」「梅干しの素」「木田ちそゼリー」などの加工品開発・販売に取り組む。
一般の消費者が家庭で梅を漬け込む機会が少なくなり、一般消費者向けの需要が少なくなりましたが、サイダーなど加工品づくりに邁進しています。
栽培のきっかけ 県内の三方五湖周辺にウメ産地があり、かつてはだれもが家庭で梅干しを漬けていたため、福井市内で多くの需要があった。福井市内の狭い畑でも栽培期間が短く収益のあがるシソ栽培が作型として組み込まれたと考えられる。
現在の取引先 福井中央卸売市場
外食・中食との取引の意向 あり
その他

お問い合わせ先

木田ちそ出荷組合

福井県福井市木田2-1304

電話アイコン TEL0776-36-5435

谷田部(やたべ)ねぎ

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旬の時期画像 福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、古く中国から伝わったともいわれるが、京都の九条ねぎがもとになっているとも言われています。
独特の栽培方法で、やわらかい軟白部をつくるため、8〜9月に植え替えることで、株元が釣針状に曲がり、甘味が強くなり、内部に粘液物質が多く、味わい深いねぎができます。
全国に先駆けてGI(地理的表示)登録しました。
小浜の名物の鯖と相性が良く、しめ鯖と谷田部ねぎを酢味噌で和えた「ぬた」は、代表的な郷土料理の一つである。他にも、すき焼き、鍋物だけでなく魚と煮付けてもおいしい。

白い部分が釣針状に曲がる。

食味アイコン 食味

甘みとぬめりが強く味わい深い。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

谷田部ねぎとしめ鯖のぬた、すき焼き、味噌汁、天ぷら

生産規模 1.8ha
生産の見通し 10t 地元谷田部集落を中心に面積拡大。
栽培のきっかけ 小浜は古くから御食国に位置付けられ、「お水送り」、「鯖街道」など都へ多くのものが運ばれた。ねぎについても中国大陸から伝わり、古くに根付いたと考えられる。
現在の取引先 小浜市場
外食・中食との取引の意向 あり
その他

お問い合わせ先

谷田部ねぎ生産組合

福井県小浜市谷田部26-10-1

電話アイコン TEL0770-52-3970

勝山水菜(かつやまみずな)

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旬の時期画像 勝山水菜の生産地、勝山市は福井県でも豪雪地帯であり、積雪が平年1mを越える。県を代表する九頭竜川の源流域でもあり、この豊富な水資源を生かして、古くは江戸時代から栽培が始められていたといわれている。
福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、県を代表する伝統野菜として地元では親しまれている。他の菜類と比べてあくがなく、みずみずしいことが勝山水菜の名前の由来と言われている。
春先にとう立ちした太い茎を食し、茹でると驚くほど柔らかくなり、独特の甘みと香り、早春を感じさせるほのかな苦みが特徴である。
栽培方法は露地栽培が主体であるが、1月に畦の間に谷川の流水を引き込み、畦の上の雪を手作業で畦に入れて融かし、トンネル被覆して出荷を早める早出し栽培も行っており、出荷時期は2月中旬から4月中旬頃である。

青茎で、茎の青みが濃く、とう(花茎)をつけたもの。出荷は長さで40p以上、重さで400gを藁で束にする荷姿は伝統や懐かしさを感じさせ、趣き深く、ボリュームたっぷり。

食味アイコン 食味

柔らかく、独特の甘みと香りを有する。青茎で、茎の青みが濃く、香気や苦みもやや強いが、甘味に富む。他の菜類と比べてあくがなく、みずみずしいのが特徴。勝山水菜の名前もそれに由来するといわれている。雪の下になって甘味を増し、春を感じる独特の苦みが大変美味である。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

おひたし、お葉漬、スパゲッティー等
おひたし:鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ塩を入れて、勝山水菜を根元の方から入れて全体をゆでる。根元が柔らかくなったら(すぐに柔らかくなるので茹ですぎに注意)湯からあげて冷水でさます。水気をしぼってお好みの長さに切り分けて、かつお節をふり醤油を落とす。

生産規模 2.6ha
生産の見通し 伝統野菜のため、地域を限って栽培を行っており、生産面積は現状維持から微増程度。
栽培のきっかけ 栽培の歴史は古く、江戸時代にはすでに栽培が始められていたといわれている。県内でも豪雪地帯である当地は積雪が平年1mを越える。また、県を代表する九頭竜川の源流域であり、豊かな水に恵まれ、この豊富な水資源を活かして古くから作られている地元の味である。
栽培方法は露地栽培が主体であるが、1月に畦の間に谷川の流水を引き込み、畦の上の雪を手作業で畦にいれて融かし、トンネル被覆して出荷を早める早出し栽培も行っている。
現在の取引先 地元市場
外食・中食との取引の意向 あり(ただし、天候により出荷時期、出荷量が左右されるため定量出荷は困難)
その他 食物繊維が豊富でビタミンE、ポリフェノール、フラボノイドなどの抗酸化成分をバランスよく含んでいる食材として注目されている。雪の下に一定の温度が保たれた環境で育つため、糖分も多く含んでいる。

お問い合わせ先

勝山水菜出荷組合

福井県勝山市旭毛屋町111 テラル越前農業協同組合勝山南支店

電話アイコン TEL0779-88-0341

山内(やまうち)かぶら

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旬の時期画像 福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつ、山内集落で明治時代から代々栽培を受け継げられてきた白かぶです。特徴は円錐形でひげ根が多く、表面に窪みがあることです。収穫期は11〜2月。
一般的な白かぶに比べて肉質は締まっていますが、やわらかく甘味があります。生食では独特の苦味を感じますが、漬物や加熱調理でうま味に変わります。また、葉も漬物の他、煮物や汁物の具として使用されています。
全国に先駆けてGI(地理的表示)登録しました。

円錐形で髭根がおおい。

食味アイコン 食味

柔らかく、甘みと苦みが強い。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

山内かぶら汁、浅漬け、ピクルス、ヴルテスープ、炒めもの

生産規模 60a
生産の見通し 3t 小学生を招いた収穫祭などを開催し地元の味を継承。
栽培のきっかけ 地区内で一度栽培が途絶えたが、飛永さんの「地元の宝を後世に伝え残したい」という熱意で集落内で生産面積を拡大している。
 古くから報恩講や法事の際の汁の具として利用される。
現在の取引先 学校給食、直売所、県内外レストラン
外食・中食との取引の意向 あり
その他

お問い合わせ先

山内かぶらちゃんの会

福井県三方上中郡若狭町山内42-12

電話アイコン TEL0770-64-1497

菜おけ(なおけ)

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旬の時期画像 福井市岡保地区在来のなばな。福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで福井市東部の岡保地区で栽培されています。在来なばなの茎(とう)だちしたものを摘み取り、塩漬けしたものを桶に入れて売り歩いたのが「菜おけ」の名前の由来です。

日本在来菜種の原形に近く、葉は小ぶりで色はやや淡い。

食味アイコン 食味

シャキシャキした食感でほろ苦い。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

浅漬け、お浸し、サラダ、スパゲッティ―

生産規模 30a、1.5t/年。
生産の見通し 生菜での販売のほか、ふりかけ等の加工品開発を行い、収益性を高めて栽培面積の拡大を図りたい。
栽培のきっかけ 昔から地元で愛されてきた伝統野菜ですが、高齢化や都市化の影響を受け、栽培する農家が減少してきました。それをJA女性部が「菜おけ復活プロジェクト」を立ち上げ地域の特産品としての育成を目指しています。
現在の取引先 直売所
外食・中食との取引の意向 あり
その他 ○レシピ
浅漬け:水洗いし軽く水切りしたものを塩と唐辛子で3日間程度漬け込んだものを、水洗いし醤油を少々落として食べる。

お問い合わせ先

菜おけグループ

福井県福井市河水町17-11 福井市農業協同組合 岡保支店

電話アイコン TEL0766-54-4577

吉川(よしかわ)ナス

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旬の時期画像 福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、鯖江市旧吉川村を中心に栽培されています。地元では賀茂ナスのルーツと言われ1000年以上の歴史があるといわれています。
ソフトボールぐらいの大きさがあり味は賀茂ナス以上という評価もあり、皮が薄く、果肉が柔らかいのが特徴です。
是非、地元に来て、食べてみてください。
伝統野菜では全国に先駆けてGI(地理的表示)登録しました。

偏円からやや巾着型の丸ナス、250g程度の大果。

食味アイコン 食味

外皮が薄く、肉質は締り緻密。油との相性がよく、炒めることでとろけるような味わいになる。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

田楽、煮物、味噌汁

生産規模 20a、5t/年。
生産の見通し 仲間を増やしていきたい。
栽培のきっかけ 1000年以上の歴史があり、地元では賀茂ナスの先祖という説が通説である。古く大陸や朝鮮半島から日本海側になす栽培が伝わり、京都をはじめ関西方面に伝わったと考える。
名前の由来である鯖江市吉川地区の最後の栽培者から、徳橋氏が平成21年に種を譲り受け鯖江市全体に作付け推進を図る。
現在の取引先 福井市場、道の駅西山公園直売所、首都圏レストラン
外食・中食との取引の意向 あり
その他 ○レシピ
田楽:厚めに輪切りしたなすを熱した油で蒸し焼きにする。皿に盛った焼きなすに田楽味噌をかける。

お問い合わせ先

鯖江市伝統野菜等栽培研究会

福井県鯖江市西山町13-1

電話アイコン TEL0778-53-2232

河内赤かぶら(こうちあかかぶら)

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旬の時期画像 福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、900年程前に平家の落人が味見河内に住みつき、平家の象徴である赤色のかぶらを後世に残したいと、赤かぶらの種と栽培技術を村人に伝えたと言われています。
日本三大紅カブに数えられ、山の急斜面を利用した焼畑栽培の技法を残し、7月中旬頃に草木を刈り、刈った草木が乾燥する8月上旬頃に火を入れ畑を焼きます。焼畑することで病害虫や雑草が抑えられ、また焼畑でできた灰が肥料分となるため、農薬や肥料は一切使用していない。
種どりは、生産組合の代表者が毎年行っており、焼畑栽培で作られた優良な形質のカブを選抜して生産者に配布しています。

偏円形で表面は鮮紅色、内部にも紅色の色素がみられる。
漬物にすると、中まで鮮やかな赤い色に染まる。

食味アイコン 食味

肉質はやや硬く味はややほろ苦い。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

酢漬け、ピクルス、塩漬け、千枚漬け、味噌汁、スープ

生産規模 2ha、10t/年。
生産の見通し
栽培のきっかけ 900年ほど前に平家落人が集落に住みつき伝えたといわれる。
現在の取引先 福井市場、地元加工業者、越前大野朝市
外食・中食との取引の意向 あり
その他 ○レシピ
酢漬け:河内赤かぶらを薄切りし、塩と合わせ重しをして一晩漬ける。漬け汁は捨て、砂糖、五倍酢を入れて一週間程度漬け込む。

お問い合わせ先

美山赤かぶら部会

福井市美山町5-34 福井市農業協同組合美山支店

電話アイコン TEL0776-90-3211

越前白茎(えちぜんしらくき)ごぼう

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旬の時期画像 福井県の伝統野菜「福井百歳やさい」のひとつで、根も茎も食べられる葉ごぼうです。一般的な根だけ食べる土ごぼうとは違い、根が短く茎が白く長いのが特徴です。
平安時代以前にシベリアから渡来し根付いたといわれます。

根が短く、茎が白く長い。

食味アイコン 食味

柔らかく、独特の香りと苦みが楽しめる

調理・加工アイコン 調理・加工適正

油いため、お浸し、天ぷら

生産規模 30a
生産の見通し 生産者の高齢化が進んできたため、地元の農家に新たに栽培を推進中。
栽培のきっかけ 大阪の生産地への種子供給産地であったが、地元の伝統野菜として地域での推進を図る。
現在の取引先 直売、加工、レストラン
外食・中食との取引の意向 あり
その他 ○レシピ
油いため:細く柔らかい茎と根を4〜5pに切り、油でさっと炒め、塩、しょうゆ、酒、みりんで味を調える。

お問い合わせ先

越前白茎ごぼう保存推進会

事務局:春江農業協同組合 営農経済課

電話アイコン TEL0776-58-5000

梅干し、梅加工品

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現在「福井梅」といわれる梅は天保年間に三方町伊良積に発祥したと伝えられております。三方郡西田村誌によれば「その昔、伊良積の豪農、助太夫家と平太夫家の庭に埴栽されており、当時これを"助太夫梅""平太夫梅"と称していた。
そして現在の"紅サシ"はこの助太夫梅と平太夫梅の混合種であり"剣先"は助太夫梅である」との記述があります。
また梅栽培が本格的に定着したのは明治15年前後からとされており、当時「伊良積の田辺市太夫氏、今井安左ェ門氏が積極的な普及推進にあたり村内一円にひろげた」としるされています。

食味アイコン 食味

まろやかな酸味。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

昔ながらの風味を味わえる「しそ漬け梅干し」と、梅の里会館特有の調味液で漬け込んだ「うす塩梅干し」があります。

生産規模 1300t/年。500戸の生産者。
生産の見通し 今後も継続。
栽培のきっかけ 天保時代より続く、福井県の特産品。
現在の取引先 市場が主。青果物・ジュース加工品等で市場(小売り)。多くは生の梅で出回ることが多い。
他にコンビニ・県内・中部圏の百貨店。直接ではなく、問屋さんを経由する。
外食・中食との取引の意向 有り。
その他 福井県産梅(県独自の品種:紅映、剣先)を使用した梅干し、梅加工品です。
梅酒用の剣先梅は6月上旬、梅干用の紅映梅は中旬が旬です。
福井梅は、種が小さく果肉が厚いのが特徴です。アミノ酸やミネラルを豊富に含んでいるので、まろやかな酸味があります。

お問い合わせ先

JA敦賀美方 梅の里会館

電話アイコン TEL0770-46−1501(担当:高橋)

梅干し、梅加工品

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旬の時期画像 福井梅「紅映(ベニサシ)」の果実は大きく種が小さいため、食べごたえがある。

福井県産梅(県独自の品種:紅映)を使用した梅干し、梅加工品です。福井梅「紅映(ベニサシ)」の果肉は厚く種が小さいため、食べごたえがあります。

食味アイコン 食味

繊維質が少ないため、果肉が柔らかくもっちりした食感。

調理・加工アイコン 調理・加工適正

ご贈答用、ご進物用、ご家庭用と取り揃えております。

生産規模 自社農園約5ha。青梅で25t(現在、青梅で400t程度出荷、これは干すと200t)
生産の見通し 自社農園を10haにしていく。量の確保と安定品質をトン数で確保したい。
栽培のきっかけ 自社農園で生産するまでは、JAから購入して自社で漬け込み、販売するケースと、200軒ほどの農家が塩漬けした梅(夏に干して冬から販売)を購入をしていた。
現在の取引先 卸(コンビニ・スーパーなどの卸)、個人、DM(通販)、郵便局のふるさと会の頒布会(全国)と郵便局の全国カタログ、自衛隊にも納めている(入間基地など2ヶ所)。
一番売れているのはご自宅用。紅映梅の減塩も人気がある。
外食・中食との取引の意向 未定
その他 2013年から自社農園を作って、生産から販売まで一環することで安全性と品質を一定にしています。

お問い合わせ先

(株)福梅

電話アイコン TEL0770-45-2115(担当:北脇)